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香水のお悩み Part Two
Hello Everyone! さてさて、今回もTwitterのマシュマロに頂いたご質問に答えていこうと思います。 「はじめまして。「自分に合う香り」はどうしたら知ることが出来ますか?自分の性格や見た目のイメージで決まるのでしょうか?(可愛い人=グルマン系とか・・・?)もっと香水を楽しみたいのですが、せっかく身に付けても似合っていないと言われるのは悲しくて。」 お気持ちはわかるのですが、まずは、私の(やや乱暴な)意見を聞いてください。 私は自分に「合う」香水を付けることよりも、自分の「好き」な香りを纏うことが大切だと思います。 例えばですが、とても親しい人に「イメージはローズ!」と言われて、ご自分がローズを好きではなかったら付けられますか?苦痛ではないですか?本来、自分をより幸せにするはずのアイテムが「似合うと言われたからなんとなく付けているもの」になってしまいます・・・それこそ悲しくないですか? 私の香水の哲学は「JOY」です。(ジャンパトゥではないですよ、好きですが)「喜び」を感じられるものを付けましょう。似合わないと言われる隙を与えないくらい、満面の笑みで人を迎え入れましょう。物凄く幸せそうな人に「それ似合わないよ」という人はいないと思いますし、もし仮にいたとしたらそれはまたちょっと別なモンダイのような。例えば、「もう少し〇〇な方が似合うと思うよ」や「付けすぎだよ」はお友達としては◎ですし大いに参考の余地があると思いますが、「似合わないよ」はちょっと・・・と個人的には感じてしまいます。 脱線しかけましたが、「見た目のイメージ」のお話。 確かにイメージで言いますと、小さくて可愛くてピンクとフリフリがとても似合っているような方がカップケーキなどを付けていたらイメージ的にぴったりかもしれません。でももし、その方から石鹸と、、そうですね、スズランのような香りが漂って来たら?「ラブリーに見えるのに、せ、清楚・・・!」となりますよね。そしてその方がもし、チュベローズにレザーなどをつけていたら「おおおおおおっ!」となると思います。何故でしょうか?それはビジュアルとの「ギャップ」があるからです。 面白くないですか?ギャップ。 優等生タイプからパイプタバコとブラックペッパーの香りがしたり、清楚を絵に描いたような人からダートのようなアーシー(上質な土のよう)でセクシーな香りがしたり、雰囲気がゴージャスな人からチェリーブロッサムのような可愛い香りがしたら、ドキっとしませんか?イメージにぴったりなものを付けるのも素敵ですが、こういう良い意味でのイメージ的な裏切りはその人により興味を持つきっかけにもなります。少しお話がそれるのですが、私は仲良しが普段付けている系統のものと少し違うテイストのものを付けていたら直感的に「何かあったんだな」と思いますし、大体当たっていますよ(笑)それだけパフュームとは心を表すものでもあるのかな、と思います。 「香りの選び方」ももちろん沢山あるのですが経験上、大きく分けると「イメージそっちのけでとにかく好きで好きでたまらない香り」を選ぶ人、「今の自分にぴったりの香り」を選ぶ人、そして「なりたい自分にぴったりな香り」を選ぶ人という3パターンがあるのですが、これはどれも全て正しいと思います! なので初心者様用に香りを選ぶ時に検討材料となる質問を2つ考えてみました。 ①何の香り・どんな香りが好きですか? 一番大事です。これがないと始まりません・・・! ②どんな雰囲気になりたいですか? スマート、フワフワ、セクシー、ダーク、ハンサム、キュートetc. この2つの答えを基に幸せになれる香りをアレンジしましょう。途中でわからなくなったらいつでもお手伝いいたしますよ♬ 人の意見が気になってしまうのもわかります。でも、香水は「JOY」です。難しく考える必要は全くないんです。それだけは忘れないでくださいね! それではみなさま、 美しく香る日々をお過ごしくださいませ。 Until next time!
香水のお悩み Part One
Hello Everyone! 今日は、Twitterのマシュマロに頂いた質問にじっくり答えようと思います。 「大前提みたいな質問で申し訳ないのですが...香水ってどんな時につけるものなんでしょうか?職場だと憚(はばか)られますし、プライベートでも「匂いが気になる人もいるだろう」と思うと人と合う用事ではつけられません。他人にわからず自分にだけわかる感じでつけられないかな?とも思いましたが、どう量を加減していいかもわからず...また、香りに慣れてしまうと量を増やさなくては自分ではわからなくなりそうで、そうなると周りからは匂いがキツすぎるだろうなーなどなど...色々考えてしまい、結局全然つける機会がありません。どんな場面で、どのような用法で使うのが適当なのでしょうか?そして、皆さん自分が嗅ぎたくてつけているのか、他人に嗅いでもらいたくてつけているのか...?それによっても用法が変わる気がします。本当に大前提のお話ですが、プロの方のご意見を伺いたいです!」 このようにご質問を頂いたのですが、きっととてもお優しく慎重な方なのでしょう。お気持ちもよくわかります、日本は香水を日々使用する人のパーセンテージが先進国の中でもかなり低いほうでして、香水をつける事が普通で当たり前の行為とする国も存在する中、まだまだその行為自体があまり浸透していないですものね。私は海外で育っているのですが、帰国後はそれをとても不思議に思い、お出汁文化だからなのかな?なんてずっと思っていました。 それでは一つずつの質問に答えていきますね! ①どんな時に付けるものなのでしょう これはもう、「いつでも」です。 朝やる気を出すため/気分よく出かけるために付ける人、日中のリフレッシュに付ける人、デートの時だけ付ける人、夜のお風呂上りや寝る前に付ける人(「寝香水」とも呼ばれています)・・・。しいて言えば、程よく香る香水もマナー違反となる場所(お鮨などの和食屋さん、お茶会、ご葬儀などなど)以外ではどんな時でも問題はないはずです。 ②職場ではNG? 私自身香水がダメな会社にはいたことがないのでこの発想はありませんでした。でも確かに沢山の方々がおられますし、隣の方とデスクがとても近かったりしたら気になりますよね。ただ、程よく香らせる分には問題にならないと思いますし(職種にももちろんよるとは思いますが)私自身も社内外の方からとても素敵な香りがしたらすぐに褒めますし(名前も聞きます!)、逆に褒めて頂いたことも沢山あります。一人だけ過去に、「あ、〇〇さん今日来てるな、、」と思うほど印象的な香りを結構強めに香らせている方もいたのですが、それに関しても周りはそんなに悪いようには言っていなかったような印象(キャラクターの一部と言いますか・・。)でした。 ③プライベートでも嫌がる人はいる これは、いると思います。もちろん職場にも。すべての(意図的に+されている)匂いが嫌い!という方、アレルギーの方、特定のジャンルが大嫌いな方、お鼻が本当に敏感な方など、沢山いらっしゃいます。でも、全ての人の事を考えていたら本当に何も出来なくなってしまうので、そこは思い切りが必要ですね。付けたい!というお気持ちがあるのでしたら、付けたら良いと私は思います。もちろん適量であることが大事ですが。(たまに電車などでひまわりシャワーで香水を浴びてきたのでしょうか、、という方、おられますからね。) ④自分だけが楽しめる量は ワンプッシュを拡散しにくいお洋服の中(香りが強いものは下半身)が一番小スペースでこじんまりと香りを楽しむ方法だと思います。 ⑤慣れてきたら量が増えるのでは 香りに麻痺するとはよく聞きますが、私自身は経験がなく、もしあったとしてもこれはコントロールが効くので、お鼻の感度を取り戻すために「しばらくの間違う香りに変えてみる」もしくは「しばらく付けずに過ごす」などの対処法がおすすめです。ザックリですが、香りを付けることに慣れ親しんでいる方以外では基本的にコロン以外の濃度の物(EdT,EdP)は一度に2プッシュ以上はしないほうがいいと思います。 ⑥自分のためor嗅いで欲しくて付けるのか 恋人や誰かのために付ける方も中にはいらっしゃいますが、圧倒的に前者の方が多いような気がします。自信が湧いてきたり、嬉しくなったり、元気が出たり癒されたりと効果は様々ですが、大好きな香りに包まれる幸せはやはりとても大きく、代わりがきかないものでもありますので。 大袈裟かもしれませんが、連日同じお洋服を着続けても、全くの別人になれるのが香水です。もちろん外見は変わらないので、自分の中で、ですが(笑) 日々の生活にまた少しテクスチャーの違う幸せを+アルファする感覚を是非一度のびのびと楽しんでみてください。何事もそうですが、最初の一歩を踏み出せたら、あとは何も怖いことはありませんよ♫ それではみなさま、 美しく香る日々をお過ごしくださいませ。 Until next time!
レイヤリングについて。
Hello Everyone! 先週は香水をつける箇所についてのお話をしましたが、引き続きTwitterのほうでたくさんの質問を頂きましたので今日は「香水をより楽しんで頂くためにも特に大事なこと」についてしっかりと答えていきたいと思います。ガチガチな決まりは何もないので、ゆるいガイドラインだと思ってサラサラと読んで頂けたら嬉しいです! ① レイヤリングする=1種類以上の香水をつけること。では、どこになにを付ければいいのか? 先週も少しこのトピックに触れましたが、やはりパルスポイント(手首と首回りなど体温の高くて香りの拡散力が高いところ)に香水を付ける習慣のある方がとても多いように感じます。そしてそのように香水を付けられる方がレイヤリングを始めるときに急に2種類を今までと同じように付けてしまうと、香りが「より複雑」になるだけではなく、「より強く」香るようにもなってしまいます。これからどんどん気温が上がっていきちょっとした香りも強く感じられやすい中、それはやはり避けたいですよね。 そこでどうするか。 まずは、香りを分析します。 この記事のTOP画像をご覧くださいませ。 ピラミッドの左側に書いてある通り、ざっくり3段階に分かれています。 ------------------------------------------------- Top Note 軽いもの、飛びやすいもの。 ディメーターで言いますと、シトラスやお水系(レインなど)。 ------------------------------------------------- Middle Note 文字通り中くらいのもの。大体のグリーン&フローラルはこちらに入ります。 ------------------------------------------------- Base Note 雰囲気的にドッシリとした、持続力の長い、ベースに使われるもの。 ------------------------------------------------- このピラミッドに人の体を当て込んでみてください。「軽いものが上、重いものが下」になりますよね。 このように、香りの重さとともに体の下の方に付けていけば一つ一つの個性が強くなりすぎることもなく"総合的"に"体全体"でキレイに香らせることができるようになります。 ② 複数の香水を付けると純粋に量が多くなり、キツくなるのではないか? これはつける位置にも量にも、もっと言えばお好みにもよります。位置に関しては先ほどの通りですが、量に関しましては本当に各香りの個体差があるので一概に言うには難しいのですがディメーターのものであればコロンの濃度ですので「ワンプッシュが多すぎる」と感じるものはあまりありません。それが他社様のEau de Parfum(コロンの3倍ほどの濃度)を2種類掛け合わせる・・となりましたら話は変わってくるのですが、コロン×コロンではあまり神経質になる必要はないのかなと思います。ただもちろんお客様自身のお好みもありますので、「濃い」と感じられる場合は1プッシュを半プッシュにして頂いたりする必要性は出てきます。 香りを楽しむ上で一番大事なことは「自分が心地よいかどうか」であり、二番目に大事なことは「人様の迷惑になっていないか」です。付ける香りと場所と量を色々研究し、お客様自身にとってベストで幸せな方程式をたくさん生み出してみてくださいね! それではみなさま、 美しく香る日々をお過ごしくださいませ。 Until [...]